short note: CEATEC2024 セミナー2本

2024年10月20日

 

CEATEC2024 セミナー2本
10月16日 幕張メッセ

 

インプットの時間です。セミナー2本目は登壇者曰くCEATECでまさかのパワポがテーマ等と自嘲しつつ始まりましたが、業務を進めるためには如何にしっかりした資料が必要かという非常に根幹をなしロジカルな内容、加えて昨今の資料のあり方といったものでとても素晴らしく、また考えさせられました。パワポレクチャーではなかったのでKeynoteユーザでも100%楽しめました。

以下メモ書き。

 

 

未来を創造する DX 経営/マネジメント
DX時代におけるソリューションサービスとは、その市場動向

ソリューションサービス事業委員会・委員長(富士通株式会社) 石橋潤一氏

ソリューションサービス事業委員会・副委員長(沖電気工業株式会社) 込宮信治氏

ソリューションサービス事業委員会・副委員長(日本電気株式会社)小堀賢司氏

 

・JEITA ソリューションサービス事業委員会の紹介
・日米デジタル経営調査 日本257社、米国300社対象
・IT投資動向に関する調査
・デジタルトランスフォーメーション→デジタル経営
・日米の差は拡大している
・日本企業は全般的に効率化にデジタルを活用
・日本企業のデジタル人材育成は既存従業員の再教育が中心、米国企業は外部活用や買収活用
・日本企業のデジタルテクノロジー適用領域は米国企業に比べて狭い
・デジタル経営を進めるには組織文化の変革が必要という意識は日本企業では少ない
・米国は攻めのIT投資、日本は守りのIT投資
・デジタル経営の実践段階、米50%、日25%
・デジタル戦略とビジネス戦略が一体化
・DX/デジタル化の適用領域の分析
提言
・デジタル経営であることの理解
・日本企業の実態に即した人材施策と組織改革
・米国企業だからできる、という考え方を捨てる
・ソリューションサービスビジネスモデル2.0
・DX関連市場
・ITベンダーの目指すべき方向性
・DXレポートにおける企業類型
・ソリューションサービス市場規模調査
・参加会社各社の実績データそのものを集計、予測推測は一切含まれていない
・調査の構成
・SI開発、ソフトウェア、アウトソーシング・その他サービス
・国内市場規模トレンド
・利活用分野別
・ビジネスモデル別
・電子情報産業の世界生産見通し(赤本)

 

 

社会課題を考える 経営/マネジメント 人材育成/教育
イノベーションを加速させる「秒で伝わるパワポ術」 元サントリー・SNSフォロワー12万人の起業家が語る組織変革のヒント
シリョサク(株) 代表取締役 豊間根青地氏

 

・高度経済成長期は正解を実現すればOK
・現代は、正解を作る必要がある 進化の難しさ
・市場は縮小していく
・つまらながり人材 仕事に働かされているからつまらない
・おもしろがり人材 自分で仕事を動かせる
・オフィスワーカーの仕事、5つのステップに分解
1論点設定 どんな問いに答えるか決める
2情報収集
3分析 集めた情報を加工し解釈する
4可視化 目に見える形にする
5合意形成
・情報収集と可視化が真っ先にAIに取られる
・言われた通りに情報を集めたりグラフ作成する程度の作業はAIでいいじゃんとなる
・論点設定、分析、合意形成が重要になってくる
・言われた通りの作業をしているだけ、工夫をしていないのは危ない
・抽象度の高い仕事、具体度の高い仕事はAIに仕事を奪われない
・すでに事務職は人余り状態になっている
・資料には、スタンスが現れる
・資料は多くの人にとってわかりやすい
・思考の領域 目に見えない世界
・アウトプットの領域 目に見える世界
・目に見えない世界は、見えない、わかりづらい、認知しにくい
・レンガを積むことを極める仕事なら、目に見える世界だけでいい
・目に見えない世界の仕事をしようとすると、資料が必要になる
・口頭説明だけではわからない
・資料とは、目に見えない世界と目に見える世界のインターフェイス
・目に見えない世界のことは、土台がないと学びづらい
・道具から思考を変える
・AIは、自分でも作れる人が近道する道具
・そもそも自分で作れない人は、AIを使っても基本無理
・完成度の解像度が低い人が使ってもろくなものは作れない
・主人公は人間であり、AIはあくまでアシスタント
・2つのキーワード、QARと2階建
・クエスチョン、アンサー、リーズン
・良い資料とは 問題解決ができる資料
・聞き手の問いに答えると言い換えることができる
・問いを明確にしておくと聞き手は見るべきポイントが明確になる
・聴き手は理解するべき情報が見えてくる
・作り手は載せるべき情報が見えてくる
・コミュニケーションコストが激減する
・すなわち資料作りとはQ&A作りである