short note: EDIX東京 セミナー4本

2024年5月8日

 

今年のEDIX、インプットの時間です。以下メモ書き。

 

 

EDIX東京 セミナー4本
5月8日 東京ビッグサイト西展示場

 

2022 OECD PISA の概要と日本教育の課題
東京大学公共政策大学院教授(前・文部科学大臣補佐官、 元・文部科学副大臣) 鈴木寛 氏

 

 

・調査はコロナの影響で4年ぶり
・GIGA第二期は財政が保障された
・使っている所と使わないで箱に入っている所がある
・相当巨額を投じた
・1人一台端末
・端末ランドセル論というのがある(自分で買えばいい) 対して黒板論
・日本の小中学生はコロナ禍でも学力の低下は殆どなかった ジャパニーズミラクルと言われる
・中高生のメンタル問題はなお続いている、特に女子高校生の自殺
・中高生にとって一番辛いのは友達に会えないこと
・アジア・ローンチ・シンポジウム
・日本はOECD調査37国中トップに

・OECD平均はコロナ禍でガタンと落ちている、日本は逆に伸びている
・数学は上位層が伸びている レベル4以上は48%増加、驚異的
・科学は上位層が増えて下位層は減った
・学校教育によって社会の格差が減っている
・ICTリソース最下位だったがGIGAで5位に
・探究型教育は29位
・市町村を跨いだら同じ国なのかというくらいバラツキがある
・予算対効果も良好
・学校への所属感が最も改善 引き続き成長の余地
・不登校30万人、最大の問題
・生徒のWell Beingに重要なのは友人よりも保護者との関係
・学校生活、健康、持ち物も重要
・授業以外の特活
・自律学習を行う自信がない OECD中最下位 80カ国でも最低
・一方、規律ある数学の授業は1位
・家族からのサポート・所属感、生徒からは最低評価、チャートでは離れ小島、問題
・家庭がWell Beingな状態になっていない
・夜ご飯を親とゆっくり食べていない
・小中学生の保護者は夜ご飯を家で食べられるよう早く帰るべき
・生徒の成長を進んで話題にする保護者も少ない
・保護者はもっと心の余裕を持ってほしい、子供に関心を持ってほしい
・明確な目的や意義を持っている、80カ国中最低 重く受け止めるべき
・Well Being関係指標
・困りごとを先生や学校の大人に相談できない
・不登校 中学校19万3千人、小学校10万5千人 2022年度文科省調べ
・能力は高2までに多くは決まってしまう
・中高における理系人材育成

・過度な学校歴社会 Times Higher Education
・日本は世界トップ5%の大学が118校もある
・理系は国際的に競争力がある、文系はない 掛けているお金が違う
・大学発ベンチャーも増えている
・大学進学率は伸び悩んでいる
・オーストラリアは現在90%、日本は50% 東京は75% 地方、特に女子の大学進学を放置してきた
・沖縄は3年で一気に改善
・日本は理学・工学部学士取得者が少なすぎる 人口比、台湾の4分の1
・理系は文系の4倍お金が掛かる 他国は国家施策としてやってきた
・高等教育は票にならない
・探究、STEAMでうまくいっているのはさいたま市と福井県だけ?
・2020年教育改革
・最高180万の給付型奨学金
・地方の女子のアクセスを上げなければならない
・文理融合型・理系に予算を掛ける
・東北大学の学部変革、大学院変革
・キャッチアップしている学校とそうでない学校の格差ができてしまっている
・これまでは受験で脅して外発的に学ばせてきた
・これからは内発的動機付けによる探究が必要
・OECDラーニングコンパス
・探究学習・個別学習の祖 吉田松陰先生
・福沢諭吉

 

 

 

これからの社会で必要なスキルを、今、育むために
Apple Inc. ワールドワイド教育マーケティング部門ディレクター Liz Anderson氏

 

・2004年、キャリア教育デイ
・20年前に存在しなかった仕事が今は存在する、今でもついていくのは大変
・子供達が将来に備えるために今、どのような後押しをすべきか
・想像的思考、分析的思考、テクノロジーを活用する力、好奇心と学び続ける力、適応力、柔軟性、機敏性、システム思考、モチベーションと自己認識、AIとビッグデータ
・頭 心 手
・深沢中学校ではiPad、ARを使っている
・アクティブラーニング
・実社会の問題を高度なテクノロジーを利用して解決する
・講義のメモを取るのとは全く違う
・教育の目標が変わってきている
・40年以上、教育業界と協力してスキルを構築してきた
・iPadはGIGAスクール構想で最も選ばれたデバイス
・iPadを導入した自治体はデバイス活用率が高い
・自治体によっては全国平均の2倍以上
・iPadは万能、多機能、ポッドキャストを録音することもできる、学習のまとめを共有できる
・直感的に操作 誰にとっても使いやすい
・互換性 各アプリ・サービスとの互換性が確保されている、エコシステム 他のサードパーティアプリも
・持ち運びやすさ
・長く使える設計 デバイスの耐久性 使えば使うほど丈夫さを実感するデバイス
・GIGAスクール構想で最も耐久性のあるデバイス
・新潟市の導入事例
・昔は授業でできなかったことが今ではできる
・どんなにすごいテクノロジーも単なる道具
・教師のテクノロジー活用スキルを継続的に育成
・アメリカ国内の94%の教師が継続的なプロフェッショナルラーニングの重要性に同意
・日本の教師は多忙
・プロも使う高品質のツールを教師に提供する
・教師一人一人のニーズに合ったリソースを提供
・日本のカリキュラムに対応
・学校関係者なら誰でもアップルのサポートを受けることができる
・先生も教材の準備がしやすい
・教師・生徒に最高のツールを提供
・2044年がどうなっているかは想像もつかない。しかし少し前はSFとしか思えなかったものを今使っている

 

 

デジタル学習基盤を活かした授業づくり

~個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実のために~
東京学芸大学教育学部教授 高橋純氏

 

・生涯にわたって能動的に学び続ける力 未知の山を登る力
・教師が知っている山で登る練習
・情報端末のトランスフォーメーション 端末に保存しない、クラウド全盛
・紙のトランスフォーメーション
・第一世代は紙
・第二世代はPDF等
・第三世代はスクリーン
・クラウド活用、URLとスクリーンが基本、ファイルが散逸しない
・ファイルでなくURLで情報共有する、チャットで
・印刷でなくスクリーンで閲覧する
・URLとスクリーンで圧倒的な情報量を扱える
・GIGA学習者用コンピュータ最低スペック基準
・クラウドをフル活用、今までの延長ではない
・校務DX すべてブラウザベース
・GIGA実践の基本 一般的なソフトウェアを活用、クラウドフル活用、クラウド時代のルールで活用
・中教審の答申
・すべての子供達の可能性を引き出す
・一人一人の子供を主語にする学校教育
・複線型 個別、協働、一斉を同じ教室で
・単線型(従来型)
・複線型(クラウド型)
・芝園小学校の複線型授業事例動画
・3つの指標 学習課題、学習過程、学習形態
・一斉授業で頭がフル回転しているのは先生だけ?
・何を知っているか コンテンツベース
・何ができるようになるか コンピテンシーベース
・コンピテンシー 知識を多く持っているだけでなく、それを確実に行動化していること、成果を最も効果的に創出できるための工夫
・知識の理解の質の向上←学習指導要領改定のポイントで連発
・資質・能力の三つの柱 学習指導要領
・知識及び技能
・思考力、判断力、表現力等
・学びに向かう力、人間性等
・知識のネットワーク化まで指導する必要
・ノード (知識)だけでなくリンク(活用手段)を増やす
・言語活動や思考活動等でたくさん線を作る
・繰り返しで太くする
・知識を構造化して、感覚的にわかる、へ

 

 

 

Google for Education が考える教育の未来
グーグル合同会社 Google for Education アジア太平洋地域 マーケティング統括部長 スチュアート ミラー氏、他

 

・Chrome OS Flex
・GIGA第二期に向けてパワーアップする
・緊急時の学びを止めないサポートブック
・日本に5年前に来たが当時は今とは全く違っていた
・教育に関わる人もアップデートが必要
・AIは加速度的に成長している
・AIへのアプローチ 従来のプログラミング、ニューラルネットワーク、大規模言語モデル
・Geminiを発表
・教育における壮大な目標をも実現できるほどの強大なテクノロジーを手にしている
・重要な疑問や懸念
・教育の最前線にいる人に対応する
・教員は常に関与する
・教員と児童生徒に時間を還元する
・学習は本来、個人的なもの
・より個々に合わせた学習を実現する
・児童生徒が自分のペースで学習することを支援
・インタラクティブな学習時間を提供し、演習セットで計画の時間を短縮
・Youtube動画でインタラクティブな質問で理解を深める
・動画はもはや欠かせない
・AIが提案する質問
・教育の中核は教育者であり、AIはその手助けに過ぎない
・教育者の役割を引き上げる
・個人とクラスレベルでどこでサポートを必要としているか、適切なインサイトを得る 教員の画面
・日本の先生のための授業プラン
・Geminiが45分のプランを作成
・Geminiアカデミー 教育者向け
・リーダーを支援する
・AIと分析を使ってシステム全体で教育者と児童生徒の可能性を引き出す
・Classroomアナリティクス
・成績の早期のインサイトを一元的に管理
・データから実態を読み解くBigQueryとLookerStudio
・山梨県甲府市の事例
・より安全な学習の実現をどこからでも可能に
・セカンドGIGA
・Google GIGA License
・データの可視化、見える化を推進
・GIGAスクールパッケージ
・GIGAスクール サポートパック
・トライアルサポート
・新規導入サポート
・継続導入サポート
・キックスタートサポート
・活用データ可視化サポート
・リサイクルサポート
・3つのメリット、端末の性能、運用(運用負荷)、支援体制
・荒川区は第二期でChromebookに切り替え、加えて校務系端末も
・起動6秒
・GIGA対応端末はキーボード必須
・タイピングスキルアップ
・司法試験が完全CBT化
・CBTサポート、キオスクモード、ロックモード
・第二期は運用のスリム化必須
・OS更新自動、バックグラウンドで
・部門、グループごとに設定をカスタマイズ可能
・年度更新 管理コンソールから遠隔で端末情報を削除
・GIGA導入サポート 無料