short note: 教育の情報化推進フォーラム パネルディスカッション2本
2024年3月16日
インプットの時間です。
全体的に素晴らしい内容でした。特に戸田市教委は文字通り最先端を走っているのがすごい。
2023年度教育の情報化推進フォーラム 誰一人取り残さないICT利活用での学びの世界 パネルディスカッション2本
3月16日 国立オリンピック記念青少年総合センター国際交流棟
以下メモ書き。
AI時代の情報活用能力をどのように育成するか ~情報活用能力ベーシックをもとに~
コーディネーター
放送大学 教授・オンライン教育センター長 中川一史氏
パネリスト
東北学院大学文学部教授 稲垣忠氏
放送大学客員教授 佐藤幸江氏
茨城大学教育学部准教授 小林祐紀氏
・学習指導要領改訂の背景
・今、学校で教えていることは、時代が変化したら通用しなくなる
・現状への問題提起
・みんなと同じことができる、言われたことを言われた通りにできる
・他者と協働し、自ら考え抜く学びが十分なされていない
・1人1台以上のコンピュータが学校に入ってきている、多いところは2台
・端末活用の3つのフェーズ 1利用の日常化、2学びのデジタル化、3学びのDX化
・教師主導→児童生徒主導
・端末アクセスの7つのしやすさを実感する
・書きやすい、消しやすい
・動かしやすい、試しやすい
・共有しやすい、連動しやすい
・大きくしやすい、着目しやすい
・残しやすい、比べやすい
・説明しやすい、活用しやすい
・主体の壁を越える 子どもに委ねる
・教師が放任で良いということではない
・コンテンツベースからコンピテンシーベースへ
・各資質、能力の位置付け
・情報活用能力 言語能力、発見・解決能力
・情報活用能力ベーシック
・DKWピラミッド
・情報活用能力の定義
・情報を結びつけて賢くなる
・情報活用能力調査 文科省2021年度
・情報活用能力の認知に関する調査 2023
・生成AI活用が学校でも始まっている
・
・情報活用能力ベーシック
・問題解決・探究における情報活用 における授業作りの指標
・開発の背景にある問題意識 認知不足
・どう授業化したら良いかわからない
・シンプル・日常的に授業の参考にできる
・5つの学習プロセスに情報活用能力を位置付け
・課題の設定
・情報の収集
・整理・分析
・まとめ・表現
・振り返り・改善
・国語〜特別活動までの13教科を対象とする
・AI時代の教育学会
・授業作りの際に参考にする
・学習指導要領に紐づいている
・大きく出過ぎない
・授業を裏方としてそっと支える
・学習経験に多分に左右される
・中学校版、小学校版学年別
・考える方向性わ示したもの
・見えにくいものを意識下に置くことができるか
・より多くの先生方に使っていただきたいのが第一
・学習者版も必要、作っていきたい
・カリキュラムマネジメント
・学習活動の頻度は少ない
・5つの学習プロセスに着目して単元開発
・整理・分析 思考ツールの活用
・授業作りの指標
・情報活用能力ベーシックの開発と活用
・各教科の特質を生かし、教科等横断的な視点から
・今後の展望
・授業作りの指標に
・学習者自身のスキルや意識付け 学期で 学年で
・参画して学ぶ機会の保障
・子供の立場で体験し、教師の立場で評価する
・実践しやすいのは整理・分析
・実践しにくいのは課題の設定
・教師としての振舞い、投げかけるひと言
・情報活用能力を育む授業はどのような授業なのか
・理解する、やってみる、組み上げる
・カリマネシステムで見えてくること
・AIで創造性はどう変化するか
・データに基づくカリマネ
インクルーシブ教育におけるICT利活用の未来
コーディネーター
一般社団法人日本教育情報化振興会会長 山西潤一氏
パネリスト
戸田市教育委員会教育長 戸ヶ﨑勤氏
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所インクルーシブ教育システム推進センター上席総括研究員(兼)センター長 久保山茂樹氏
信州大学教育学部准教授 佐藤和紀氏
・1人1台端末は令和の学びのスタンダード
・第4期教育振興基本計画
・テクノロジーは支援のための道具
・子供の特性を重視した学びの時間と空間の多様化
・子供主体の学び、それぞれの認知特性に応じた学び
・異学年が学ぶこともどんどん出てくる
・地域やさまざまな空間で学びの場が出てくる
・飲み会の乾杯は全員ビール?同じスピード?
・重要なことは関係を深めること
・これまでのICT活用は学習内容の理解が中心だった
・自分のペースやタイミングで学習に取り組むための情報共有
・手順や方法、学び方を示す。学習内容は自分で構成していく
・特別支援学級でも探究的な学習の過程で進める
・学び方がわかれば自分のペースで取り組める
・得意な表現を選択して力を発揮する
・自分が決めたから責任を持って取り組める
・こだわりの表現で力を発揮する
・クラウドによる他者参照が学習を助ける
・学習目標は子供が設定する
・他人と比較しない 参考にはする 個別最適
・インクルーシブにも一人一人への指導支援を行えるようになった
・クラウドでの支援、対面での支援、両方の支援
・子供一人ひとりのやる気や姿勢を尊重する
・学習する場所すらも選択させる
・いちいちどうしたと聞くのは子供を信頼してない
・尊重し始めると、私の授業の時だけ教室にいるし、起きています
・紙による一斉指導の限界 個別最適な学び
・一人一人はそもそも認知特性が違う
・デジタル教科書
・外国人児童はこちらが思っている以上に困っている
・情報モラルの個別最適な学びの教育データの利活用
・一人一人を尊重する個別最適な学びとICT
・インクルーシブという言葉を当たり前の言葉にしたい
・もともと専門は幼児、特別教育
・NISEナイセ
・インクルーシブ教育システム
・共生社会の形成を目指す
・マジョリティにいる子供達にも非常に大事、すべての人に大事なこと
・可能な限り同じ場で学ぶ
・手厚い支援が必要な子がいる
・何でもかんでも通常学級に入れればいいわけではない
・どのくらいの範囲なら通常の学級に入れるか
・通常の学級がどれだけ変われるか
・色んな見え方聞こえ方をする子がいる
・ユニバーサルデザインという画一化が起きていないか
・マジョリティがいかに合わせられるかがインクルーシブ
・できなさを持ちつつもその子の得意分野をしっかり伸ばすこと
・できないことをできるようにする、ではない
・みんなと同じに近づく、ではない
・戸田市は子供の数が増えすぎて困っている、殆どの予算が箱物に掛かっている、ソフトにお金を掛けられない、いかにお金を掛けずに実行するか
・エピソードベースでなくエビデンスベース
・小さな実践を繰り返してきた
・学校教育に生成AIは本当に必要か
・産官学を100以上やっている、お金は全然掛けていない
・1人1台というよりも1人1アカウント
・特別支援教育から始めた
・特別支援教育は一部のベテラン教師の2Kでもってきた
・特別でない特別支援教育を目指す
・特別支援教育でのICT活用
・子供の実態や目的に応じて端末を選択
・リタリコ教育ソフトの導入
・多層的な支援 RTIモデル
・データに基づいたケース会議の重要性
・戸田市教育政策シンクタンク
・子供達一人一人に応じた支援
・room-k メタバースも校長が認めれば出席扱い
・単元テストのタイミングも子どもが決める 一斉テストでない
・場面緘黙の子がAIで表現、喋らせてプレゼン
・どうしても、できないことに目が行きがち
・今持っている力をどう広げるか
・戸田市役所のDXはすごい
・他部局の情報も見ながら市役所全体で1人の子供を見ていく
・戸田型オルタナティブ・プラン
・取り残さないでなく、取り残されない
・不登校を科学していく視点
・学校に無理に来なくて良い、が独り歩きするのは良くないと思う。来られるなら来るべき。対面の良さがある
・オンラインで学べる子がどれほどいるのか、自己調整ができる子がどれほどいるか、そこは慎重に考えていかないと
・多様な学びは重要