軽作業プログラム
裁縫と集中力
2021年11月10日
今日は昨日の天気とは打って変わり、朝から快晴の気持ちのいい空が広がっていました。
日中は11月とは思えないくらいポカポカと暖かくなり、洗濯物も良く乾いたようで生徒達は嬉しそうな表情をしていました。
暖かい陽射しは嬉しいですね。
今日の午後は軽作業プログラムの一環として裁縫を行いました。
手先が器用な生徒達。
単調な作業であっても細かい作業はやりがいを感じることができ、集中力を育むトレーニングにもなっています。
生徒達は何かを作ることが大好きな為、新たな作品を作る際は前向きな姿勢になります。
以前は裁縫の習慣はあまりなかったかもしれませんが、今では掃除の際に使用する雑巾や自分の衣類のネーム縫いなど比較的身近な習慣となっています。
回を重ねるごとに精度も上がっていく為、自身の成長を実感することができますね。
生地の型取りをする際にも、ズレないように正確に書き写し、ハサミで裁っていきました。
できるだけ間隔を狭めて縫っていくことで強度が増します。
ソラは焦らずじっくり丁寧に生地を縫い合わせていました。
せっかく作ったものは長く使いたい!
綺麗に縫うことで出来上がりの作品も素敵になりますね。
手慣れた様子で集中力を発揮して縫っていたのはゴマ。
裁縫は苦手だと話していましたが、経験を積んだことで以前よりスピードもアップしている実感があると話していました。
何事も経験を重ねることで自信へと繋がりますね。
また、仲間との会話を通じてのコミュニケーションも捗ります。
わからないところがあっても仲間が優しく丁寧に教えてくれるので安心です。
トリテツとテツも会話が弾んでいたようですが、手は休めずにしっかりと作業を進めることができていました。
裁縫に集中できたことと、楽しい会話ができたことで、あっという間に時間が過ぎてしまったようです。
みんな素敵な作品を作り上げることができて満足そうな表情をしていました。
午後プログラムの最中、美味しい香りがキッチンの方から漂ってきたので覗いてみると、調理当番のミツノリが夕食の準備をしていました。
調理当番として今までたくさんの料理を作ってきたことで、得意料理も生まれているようです。
豪快に中華鍋を振る後ろ姿は頼もしさが感じられますね。
すでに進学も決まっていて、卒業後は一人暮らしがスタートします。
自炊にも前向きで、料理のレパートリーをもっともっと増やしていきたいと話していました。
調理に限らず、一人暮らしで活かせることを1つでも多く身につけていきましょうね。
新しい環境での生活も順調にスタートさせることができるに違いありません。
【本日のトピックス】
セカンドスクールの校舎に併設しているセカスク農園。
スクールの周辺には豊かな自然が広がっている為、たくさんの生き物がやってきます。
以前発見したアゲハ蝶の幼虫。
一足早く冬を越す準備としてサナギになっていました。
発見したエコーズも嬉しそうでした。
これからより寒い日がやってきますが、無事に冬を乗り越え、立派な成虫となり羽ばたいてもらえればと思います。
みんなも社会へ羽ばたく日は必ずやってきます。
どんな素敵な未来が待っているのか楽しみですね。
寮生活で培ったものを発揮できるように
ぐっすり休んで
明日も元気に頑張ろう!