軽作業プログラム
精度を求めて
2020年5月27日
先日、緊急事態宣言が全面解除となり少しずつ元の生活に戻りつつありますが、感染防止への意識は常に持ち続けています。
以前と比べればマスクも手に入りやすくはなってきてはいますが、生徒達の「自分達で使うマスクは自分達で」という精神に変わりはありません。
午後は軽作業プログラムの一環でマスクを作成しました。
キッチンペーパーを使った手作りマスクもみんな手慣れてきました。
物を作るのが好きな子供達にとって、やりがいを持ち取り組むことができています。
完成までにはいくつかの工程を踏みますが、生徒それぞれ役割を決め、各自担当の作業を進めていきました。
輪ゴムを繋げる作業もジャストフィットする長さに調整していました。
細かい作業でも思いやりを持っています。
もちろん織り方も耐久性を上げる為に丁寧な作業を心がけます。
今日は生産性を求める作業よりも、実用性を求めより良い出来を追求しました。
集中しての作業はあっという間に時間が経ってしまいます。
集中して取り組むことで持続性も身につきますね。
みんな精度の高いマスクを作り上げていました。
ゴマ
「丈夫に仕上げることができた」
ピポ
「線が斜めにならない様に整えた」
プクト
「端を揃え、はみ出さない様に作った」
ブロリー
「初めてのペーパータオルもうまく作れた」
レヴォ
「均等に折れ、丈夫に作れた」
マリン
「横のラインを整え、大きめに作った」
ミッキー
「丁寧にキレイに折りました」
リムル
「長さをきっちり測って、キレイに作った」
ブライツ
「よく補強し、しっかり整えた」
ラム
「大きさを均等に作れた」
アイス
「思った以上にキレイに作れた」
ポム
「1分で作りました。大きく広がります!」
トライ
「普段と違った作り方ができた」
レモ
「全体のバランスを合わせ、1番キレイに作れた」
マメ
「10点満点中、10点!」
チビ
「全体のバランスを整えた」
シロ
「できるだけ丁寧に作った」
ブウ
「とてもキレイにできました!」
ポパイ
「大きさを均等に、ホッチキスを真っ直ぐに止められた」
がんばって取り組んだので、1番出来の良かったマスクを見せてもらい、感想を聞きました。
みんなの力作はもはや芸術的でもありました。
いつもと少し違った取り組みは生徒達のやる気に火をつけた様です。
次回はもっと出来の良いマスクを作りたいと意気込んでいました。
みんながマスク作りをしているリビングには今日も美味しそうな香りが漂ってきました。
調理当番のミントとハヴィは夕食準備です。
ミントはコメを研ぐ作業にも慣れ、手際良くコメ研ぎをしていました。
合の目計りも誤差が少なくなってきたと喜んでいました。
ハヴィのフライパン返しの腕も上達しています。
野菜炒めを高火力で一気に仕上げていました。
スタッフのわかりやすい教え方とアドバイスで料理の知識も増え腕はどんどん上達していきます。
料理のレパートリーも着実に増え、とても嬉しそうでした。
一方、燕の巣では親鳥が夜も寝る間も惜しんで卵を温めています。
防犯面もバッチリで素敵な住居は居心地の良いことでしょう。
可愛らしい雛の孵りが待ち遠しいですね。
【本日のトピックス】
卒業生のコチがスクーリングの為、来校しました。
自粛生活で制限のある中でも、学校のオンライン授業を受講し課題もしっかりとこなしています。
6月からは分散登校が開始されるとのことで、早く学校に行きたいと意気込んでいました。
また趣味である音楽活動が何よりの楽しみで心の支えになっていると笑顔で話してくれました。
ぜひ、披露したいということで自慢のギターで素敵な弾き語りを披露してくれました。
学校でも音楽部に所属し、友人とのバンド活動はとても楽しいと笑顔で話してくれました。
将来的には音楽関係の学校に進みたいと、進路も明確になっている様です。
「音楽なしの生活なんて考えられない!」仲間と共に思っていたことは卒業後も変わりません。
これからも自身の可能性を広げていってくださいね!
そして今は現役バンドマンとして親子でバンドを結成しています。
音楽が好きな子供達の為に残したい物があると、保護者様より相棒のドラムスティックを頂きました。
ありがとうございます!
生徒達の音楽の活動の幅も広がります。
ドラムスティックというバトンを受け取った子供達の心は更に豊かになることでしょう。
夢中になれることと出会えた喜びは一生の宝物ですね。