short note: 暴力追放・薬物乱用防止埼玉県民大会

2023年11月6日

非常に素晴らしい大会と講演でした。

 

暴力追放・薬物乱用防止埼玉県民大会
主催:(公財)埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター、埼玉県警察
11月6日 埼玉会館大ホール

 

 

第1部
挨拶
・(公財)埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター理事長
・埼玉県知事(ビデオメッセージ)
・埼玉県警察本部長

 

表彰
・関東管区内暴力追放運動推進センター連絡協議会表彰
・公益財団法人埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター表彰

 

祝辞
・埼玉県議会議長
・埼玉県公安委員会委員
・さいたま地方検察庁検事正

 

大会宣言

 

 

 

第2部
特別講演
危機管理と組織の在り方
(公財)日本道路交通情報センター理事長 元警視総監、元原子力規制庁長官 池田克彦氏

 

以下、メモ書き

 

・10数年前に埼玉県警察本部長
・暴力団は遠くで悪事をしても近所で嫌われたら生活していけない
・危機管理は佐々淳行さんが広めた クライシスマネジメントの日本語訳
・危機に直面した時、リーダーとしてどうするか
・危機管理は危機発生のずっと前から始まっている
・日本相撲協会の危機管理委員会のようなものは意味不明
・阪神淡路大震災の時は兵庫は人工島の上に災害対策本部を置いて失敗した
・当時は援助体制の広域連携もできていなかった
・東日本大震災の時は被災自治体の受け入れ態勢が整わず、応援部隊が自給自足の状態になり長期派遣に難儀した
・IAEAは原発のシビアアクシデントの時でも放射能漏れは起こさないよう勧告していたが日本では義務化していなかったため福島第一原発の管理は甘かった
・東北電力の女川原発は対照的で、自社でリスク考慮、防潮堤を嵩上げして建設していた
・問題をスルーしないこと
・現実社会では余裕が大事
・必要な無駄はリスクコントロールの基本
・前例踏襲・成功体験は危険 前回大丈夫でも、今回大丈夫とは限らない
・現場の目線で考えることが必要
・過去の文書を誰も見ないけれども、見て頭に入れておくことが重要
・上の人間は聞き上手になることが大事 最後までよく聞いてやる
・うまくコミュニケーションを取るには相手のことを一概に否定しない
・100%安全と言っている方が危ない
・上層部は世間の評価を気にする
・いかに低リスクを目指すか
ダメージコントロール
・第一報は信用するな 事実より小さめの話がくる
・任務は柔軟に 責任範囲を明確にするのは良いが、いざという時は柔軟に対応する
・参考までに連絡する姿勢
リーダーの要件
・決断を逃げない、先送りしない
・常日頃からマインドトレーニングする
世論対策
・外部対策と内部対策
・組織内部と評論家の判断は違う
・一人で話すのはやめた方が良い
・質問が次々出て考える余裕がなくなった時に失言が出がち

 

・靴が綺麗か見るのは良いが、詐欺師も靴は綺麗にしている