short note: バックオフィスDXPO東京23 1日目
2023年8月22日
企業が求める人材像について情報収集すべくインプットの時間です。
バックオフィスDXPO東京23 1日目 セミナー2本
(8月22日 東京ビッグサイト東展示棟)
2本共、素晴らしい講演でした。
以下メモ書き
セミナー1
VUCA時代の人財改革 ~デジタル・AIを使いこなす変革力とは~
B&DX(株) 代表取締役社長 安部 慶喜氏
・企業を変革させることを目的に長年コンサルティングをしてきた
・2週間後に人材トランスフォーメーションという本がでる
・SX サステナビリティトランスフォーメーション
・サステナビリティに貢献するサービスを創出する
・変革が必要
・多くの日本企業が様々な変革に取り組んでいる
・報告書作成で経歴20年のコンサルとChatGPTを競争させた、GPTの圧勝だった
・95%の社長がDXを進めるのに人財が課題という
・ギャラップ社調査、熱意を持って働く人の割合、日本は5%で最下位、転職独立も最下位
・勉強していない人の割合はトップ
・転職希望者数はここ20年で20%増、しかしその為に何もしていない人が1番多い
・変革力に繋がる人材育成には程遠い状況
・日本企業の人材の取組状況、リスキリング、ジョブ型導入、高度人材採用
・ビジネスパーソン個人のリスキリング希望スキル1位はデータ分析力
・データサイエンティストだけではビジネス課題を解決できない
・何を分析したいのかがわかっていない、まず社内当事者の課題発見が必要
・課題発見力、データ設定力、分析力は全社員に必要
・高度経済成長期のビジネスモデルはものづくり中心の単一事業、売上高、シェア拡大、大卒確保、配置は強制、ゼネラリスト育成、クビにならない、年功序列
・前提は規模拡大、既存事業の永続
・伝統的な日本型人事制度
・VUCA時代はスキル、知識、技術、思想、マインドが必要
・人財戦略を変えていかなければならない
・人財戦略は経営戦略と同じ位難しい
・人的資本開示が必要 社会責任のみならず企業価値指標
・非財務情報が大事
・テスラ、アマゾンがずっと赤字でも株価が上がり続けるのは非財務情報が理由
・日本企業の人的資本投資は先進国で最下位レベル
・OJTは現在で未来ではない
・経営戦略と人事制度が連動していない
・求める人財像と人事制度も連動していない
・外部環境→経営戦略→求める人財像→人事制度
・求める人財像→人間力
・メンバーシップ型よりジョブ型が全部良いわけではない
・必要なのは育てる人事、多様なキャリアパスの提示と支援、能力・成果主義の徹底
・相対評価でなく絶対評価が必要、評価者の育成が必要
・意識変革→行動変革できるか
・行動を促す、モニタリング
セミナー2
企業を成長させるDX戦略 ~失敗しない実践プロセス~
(株)デジタルトランスフォーメーション研究所 代表取締役/ DXエバンジェリスト 荒瀬 光宏氏
・会社は日本初のDX専業組織
・去年DXの教科書を刊行
・DXは今やらなければならない
・生成AIでアウトプット
・リアル空間とデジタル空間を融合させる技術群の登場
・第四次産業革命
・競争の原理の変化に対応できず失われた10年
・リアルとデジタルを融合した価値提供へ
・全体最適、顧客視点
・日本市場はまだまだアナログ重視
・電子契約も全体最適のひとつ
・スマートコントラクトは契約の履行まで対応する
・全体最適にゴールはない
・従来の商品だけでない顧客視点での全体最適 例、NIKE
・提供価値がモノからコトに変化
・コマツの場合、高い性能の重機から計画通りの工事へ スマートコンストラクション
・モノ作りからコト作りへ
・PDCA→高速PDCA→超高速PDCA(判断もシステムがする)
・従来の最適化は人数に限界、アマゾンの最適化は人数無限
・ウォルマートの最適化はアマゾンと違いリアル世界を融合した最適化 リアルな買い物カートを分析
・個人ごとの個別最適 パーソナライズ
・サービスの全体最適 サービスの向上
・顧客エンゲージメントを獲得してシェア拡大
・ディスラプション 業界構造の破壊的再編
・ビジネスモデルの変化、競争の原理が変わり勝者と敗者が明確化、敗者は存在価値がなくなる
・プラットフォーマーの出現が業界を再編する
・ウォルマートはBOPIS、アマゾンより早く入手できる
・自身の業界の変容について考察する
・デジタル化とDXは違うもの
・カイゼンは継続的変化、DXは変革、非連続的変化
・DXは会社をいちから作り直すぐらいの気概が必要
・組織行動の変革
・あるべき組織行動を定義し、変革を進める
・変化に対応し続けられる組織にする 組織のアジリティ
・DXのコンセプトは全体の整合性が取れていることが大事
・価値創造の前提として整備が必要
・DXは経営のリーダーシップが必要
・違う視点で自分達の立ち位置を見る
・変化に到達点はない
・変化し続けること
変革の標準的プロセス
1 現状を認識する
2 推進体制を構築する
3 ビジョンを描く
4 アクションを具体化する
5 内外に周知する
6 アクションを実行する
7 行動変容を加速する施策を取る
8 変革を測定して対策する
9 ガバナンスを刷新する