生活の様子
過去の教訓
2021年10月13日
今日は朝から雨が降り続き、気温も一段と下がって肌寒い1日となりました。
週の後半からはまた夏日が戻ってくるようなので、温度差から体調を崩さないように体調管理は怠らないようにしていきましょうね。
ちょうど2年前の今日、10月13日。
台風19号が関東地方に上陸し、甚大な被害が出ました。
この時の台風は令和元年東日本台風と名付けられ、皆様の記憶にも残っていることと思います。
台風19号の影響はセカンドスクールにも及び、災害緊急対策本部をスクール内に設置し、各機関と密に連携をとり様子を見ていましたが避難勧告が出されたことで、生徒全員一斉避難を実施しました。
関係者のご協力によりセカンドスクール専用の避難場所をご用意いただき、生徒達は皆笑顔で過ごすことができました。
ほとんどの生徒達にとって災害による集団避難事態が初めてで、セカンドスクールでも開校以来初めての試みでしたが、土壇場になってこそ生徒達の底力を見ることができました。
避難に向けての準備の際も防寒・防雨対策をそれぞれ仲間同士で声を掛け合い、協調性を存分に発揮することができました。
いざという時に発揮できる団結力は目を見張るものがありますね。
普段おとなしい生徒も俊敏な動きを見せ避難場所に向かうことができ、道中も隊列を乱すことのない集団行動で声を掛け合い常に安否を確認しながら避難しました。
無事に避難場所に到着することができ、生徒達もホッとした表情を浮かべ、避難所関係者によるお心遣いは安心に繋がっていました。
いつもと違う環境の中でも、地域住民方への挨拶やお年寄りの方への配慮の言葉を掛けている姿に思いやりの精神を感じることができました。
親元離れた集団生活で身についた様々なことを生徒達は実行に移すことができ、あの時の体験は生徒達を更に成長させていました。
翌朝は台風一過の晴天に恵まれたと共に被災した光景をはっきり見ることができました。
普段私達が利用している生活道路など多くの場所が冠水し、今までに見たことのない光景が広がり夜中に流れていた防災無線とサイレンの意味がわかりました。
改めて自然災害の恐ろしさを実感し、避難の重要性に気付くことができましたね。
避難勧告が出てからではなく、自主避難の段階からの検討・準備を意識することで危険な状況になったとしても身の安全を確保できることを学びました。
避難勧告解除の報せを待っている間も「自分達にできることはないか?」という声が生徒達から上がりボランティア活動の一環としてゴミ拾いや避難所の整理整頓、帰宅する地域住民の方々の手伝いをさせていただきました。
生徒全員がケガなくスクールに戻れたことに感謝の意しかありません。
一連の経験で生徒達は更に成長することができ、これからの人生で必ず役に立つ時がくることと思います。
慌てず安全第一で行動し、万全の準備をすることで頼もしい存在になりますね。
当時の経験と教訓は卒業生から在寮生へと引き継がれています。
これからも先輩の仲間達から引き継いだことを次世代に繋いでいきましょうね。
セカンドスクールの生徒達が楽しみにしているイベントの数々。
今月の演奏会に向けての練習も順調に進んでいます。
特に気の合う仲間と結成したバンドでの演奏は毎回とても見応えがあります。
素晴らしい演奏を披露する為には練習は不可欠です。
仲間達と協力することで生まれる素敵なバンドアンサンブル。
みんなの頑張りが幾つも重なって奏でられる曲は頑張ってきた証となり達成感に溢れています。
今月の演奏会でも、いくつものバンドが出演予定です。
どんな素敵な曲を聴くことができるのか今から楽しみです。
【本日のトピックス】
セカンドスクールの寮生活の中で生徒達は様々な場面でたくさんのことを学び、日々の生活の中で発揮しています。
夕飯の準備の際、生徒達は率先して調理当番の手伝いをしていました。
誰かがやっているから自分はいいや、、、と思う生徒は1人もいません。
仲間がやっているから自分もやらなくては!
仲間と協力するのが当たり前という意識を持っています。
集団生活の中で仲間との助け合いの精神を学び、身に付けました。
これからも多くの場で助け合いの精神を発揮していきましょうね。