生活の様子
食の楽しみ

2020年5月5日

今日も日中は気温はグングンと上昇し、気持ちのいい陽射しがありました。

午前は土嶺先生による本格的な運動プログラムを実施しました。

 

 

バラエティに富んだ運動プログラムは毎回生徒達から大変好評です。

せっかくの五月晴れということで、短時間ではありましたが屋外でトレーニングを実施しました。

外出自粛の観点から校舎敷地内限定でしたが、やはり子供達は嬉しそうな表情を浮かべていました。

マスクをしていても苦しくならないトレーニングメニューに絞って身体を動かしました。

土嶺先生の考案メニューはとてもユニークで実践的なものばかり。

子供達の筋力レベルも考えて無理な負荷がかかり過ぎないよう個別にアレンジしています。

 

 

先ずは下半身中心のトレーニングで足腰を鍛えました。

大きな筋肉がある下半身のトレーニングは消費されるエネルギーも多く、筋力量が増えることで基礎代謝も向上します。

また体幹も鍛えられ、姿勢も良くなります。

このポイントは身体全体の健康状態は勿論、精神バランスにも大きく作用するので大切です。

 

 

屋外で汗を流した後は徹底した手洗い・うがいをした後、リビングにて座学を実施。

生活する上での運動との関わり方や身体に与える影響など、どれも為になることばかりです。

生徒達も真剣に聞き入っていました。

何事もそうですが、興味を持って取り組むことが出来るようになると習得ペースも上がります。

子供達それぞれが課題を決めて次回の運動プログラムに繋げることができた様です。

土嶺先生、今日もありがとうございました!

 

そして今日5月5日は『こどもの日』でした。

節句の日に一般的にはちらし寿司を食べるご家庭も多いと思います。

 

 

セカンドスクールではいつもと少し違うのこどもの日の料理として調理スタッフの村上さんが特製の炊き込みご飯を作ってくれました。

村上さんが作ってくれるいつも美味しい料理は子供達から大変人気です。

 

 

和食料理のスペシャリストである村上さん。

和食の味はもちろん、様々な料理を和風テイストにアレンジしていただける技術は流石です。

村上さんには常に『子供達に旬で新鮮なものを食べてもらいたい』という想いがあり、スタッフの亀ヶ谷さんと連携して豊富なレパートリーの中から独自のアレンジを加え素晴らしい料理に仕上げてくれます。

『少しでも新鮮で美味しい生鮮食材を』と亀ヶ谷さんも日々卸売市場に出向き良い食材を仕入れてくれています。

村上さん、亀ヶ谷さん、いつもありがとう。

 

炊き込みご飯に添えられた秋刀魚のフライも、魚を捌く時の包丁捌きはもはや芸術的で思わず見惚れてしまいます。

衣の着け具合・揚げ具合も絶妙で、噛めばサクッと香ばしい音と共に美味しさが口の中に広がります。

 

 

スナップは少し前に野菜の天ぷらを作ってくれた時のものです。

いつもはニコニコと優しい村上さんですが、厨房に立つと表情は真剣で職人さながらです。

調理当番になってキッチンに入る生徒も技術や知識を学ぶ場として、またわからないことを質問できるいい機会になっています。

中には毎回熱心にメモを取りながら自分なりにガイドブックを作成している生徒もいます。

村上さんより教わったアドバイスは、日々生徒達の作る料理にも勿論活かされていますが、将来的に独り暮らしをする場面等で心強い味方になってくれるはずです。

 

 

苦手なものや食べず嫌いがあった生徒も村上さんの料理がきっかけで食べられる様になった生徒がたくさんいます。

おいしい料理は子供達のエネルギーとやる気に繋がっています。

 

 

先日紹介したお世話になっている施設より頂き、スクールで育てている苺がほんのり赤く染まってきました。

まだ完熟まで少し時間がかかりそうですが、食べてしまうのがもったいないくらいに可愛らいです。

みんなが毎日愛情を注いだ結果の表れであり『経験値』になりました。

「育てて良かった」生徒達は満足した表情で素敵な笑顔になっていました。

 

 

また『希望のトンネル』で巣作りを始めた燕の巣も日に日に大きくなり、希望のトンネルを通る際の楽しみになっています。

セカンドスクールの校舎敷地内は安全な領域であることを親鳥が感じたのでしょうね。

無事に巣が完成することを生徒・スタッフ一同祈っています。

 

【本日のクローズアップ】

セカンドスクールには音楽が大好きな生徒がたくさんいます。

ブロリーもその1人です。

元々音楽が好きでクラシックギターの腕前は群を抜いています。

 

 

以前のウクレレ演奏会の際に披露したクラシックギターの素敵な音色には、みんな聞き入っていました。

引きこもっていた頃はたまに引く程度になっていたギター。

しかし、入寮しウクレレと出会ったことで演奏する楽しさを思い出しました。

今では仲間と音楽を奏でる喜びを分かち合っています。

 

 

仲間と共に取り組む様々なプログラムも自身の成長に繋がっていると話していました。

以前とは違い、今は積極的に活動することを意識している様です。

幅広い年齢層の生徒と共同生活をする中で、歳の差を感じることのない仲間との関わりが協調性も育んでいます。

 

 

寮生活では洗濯や掃除など自分のことは自分でしています。

やってもらうことが当たり前だったあの頃、、、

親元を離れての生活で、大変さを味わい、保護者のありがたみに気付きました。

「お母さんありがとう」

今まで気付かなかった大事なこと、、、

親への反発も今は感謝の気持ちに変わりました。

 

 

卒業後は母親の手伝いをしたいと笑顔で話していました。

新しい環境で新しい生活をスタートさせる為に、今という時間を大切にたくさんのことを身につけていきましょうね。

家族円満で明るい未来へ突き進んでいきましょう!