軽作業プログラム
自室清掃
2020年4月27日
集団生活を送る上で定期的に実施していることの1つに居住スペースの清掃があります。
毎日の疲れをとり、ぐっすり眠る為にも部屋の清掃は欠かせません。
衛生面に配慮した取り組みを心掛けると共に、整理・整頓で自己管理能力も身につきます。
今日の午後も部屋毎に分かれ清掃を行いました。
ルームメイト同士で協力し進めていきます。
役割分担し作業することで効率もアップしますね。
部屋内・私物の整理も合わせて行いました。
散らかった状態にするのではなく、自分のものは自分で管理することを徹底しています。
ルームメイトが心地よく生活する為にも、キレイに整頓することを心掛けています。
自分本意の考え・行動をするのではなく、思いやりの気持ちを持つことが快適な生活に繋がりますね。
ゴマとポムもどの様にすれば自己管理しやすくなるか意見交換をしていました。
せっかく清掃するのであれば徹底的に!
ミントとピポはベッドをどかして普段手の届かないところの清掃もしていました。
クレンザーなども使い頑固な汚れもキレイに落としていました。
合流前は集団生活に苦手意識のあったピポ。
仲間との暮らしに慣れ、今では合流して良かったと笑顔で話しています。
心の優しい仲間とのコミュニケーションが苦手意識を消してくれました。
仲間との共同作業は楽しい様で協調性も育んでいます。
今日もキレイに整頓されピカピカになった部屋になり仲間と満足感を味わっていました。
清掃で部屋がキレイに慣れば自然と心もキレイになり、リラックスすることができますね。
夕食後の音楽室からは素敵な音楽が響いていました。
リムル・ポム・マリンが楽しそうに楽器の練習をしていました。
趣味として定着している楽器演奏に励む時間は、生徒達にとって有意義な時間となっています。
ウクレレ演奏会に向けての練習や毎日のルーティン、コミュニケーションのツールとしても楽器演奏は生徒達にとって掛け替えのいないものです。
うまく弾けた時の喜び、セッションの楽しみ、やってみたいという向上心。
生徒それぞれ感じることは違いますが、音楽を楽しみたいという純粋な気持ちは変わりません。
同じ気持ちを持った仲間が集まる音楽室は生徒達の心の拠り所になっています。
【本日のクローズアップ】
セカンドスクールの寮生活に於いて資格を取得した生徒が数多くいます。
社会復帰を目標としているレモもその1人です。
これまで自動車運転免許・フォークリフト免許を取得しました。
社会に出るまでの準備期間を有効活用しています。
もちろん就職活動の際には資格を取得したことによって有利に進められるでしょう。
また就労支援の一環としての職業訓練にも意欲的です。
実社会に出る前に経験したことは将来必ず役に立つ時が来ることでしょう。
免許を取得しての実務的な訓練ではとてもいい経験になったと喜んでいました。
実際の面接官による本格的な面接を踏まえ、お世話になっている飲食店での職業体験も経験させていただきました。
頭の中ではできると思っていても、実際に働いてみるとなかなかうまくいかなかった時もあった様です。
店舗にて実際の業務を肌で感じることで成長が急加速しています。
厨房に立ちお客さんへ提供する品を調理することや接客用語を学びオーダーを取るということはなかなかできる体験ではありません。
現場で学んだ1つ1つがレモの社会復帰に向けての成長に繋がっています。
社会人になる為の意識も格段に上がりました。
またスクールにおける様々な活動の場でもリーダーシップを発揮しています。
木工作業などのDIYでは生徒達を束ね陣頭指揮をとり、経験したことがスキルアップに繋がりました。
ボランティア活動の際には仲間を想い、他の生徒がやりたがらない作業も率先し、みんなを引っ張ってくれています。
他を思いやる精神が身についたことで、頼り甲斐のある立派な背中を見せてくれています。
社会に出てからも寮生活の様々な活動で身についた経験を発揮する機会がたくさんあることでしょう。
1つずつこなしてきた自信は大きな糧になります。
「しっかりと働いて親孝行したい!」と嬉しそうに話していました。
そうだよね。親孝行したいよね、、、
でもね、レモ
『親孝行をしたい!』と想う気持ちがとても大事。
社会人として自立すること。
一人前の大人として認められること。
いつか家庭を持って家族を養っていくこと。
楽しいことも嬉しいことも時には辛いこともあるかもしれないね。
でもレモが笑顔で幸せに生きていくこと。
それが何よりの『親孝行』なんだよ!