生活の様子
台風一過
2019年10月13日
こんばんは。
セカンドスクールのサポーターの
ニシザワです。
今日は昨日までの荒天とはうって変わり朝から台風一過の晴天に恵まれました。
昨夜のうちに付近の避難所に避難し一夜を過ごしましたが、夜が明けると被災した光景をはっきり見ることができました。
普段私達が利用している生活道路や道路脇の畑は冠水し、今まで見たことのない光景が広がり夜中に流れていた防災無線とサイレンの意味がわかりました。
改めて自然災害の恐ろしさを実感し、避難の重要性に気づくことができました。
避難勧告が出てからではなく、自主避難の段階からの検討・準備を意識することで危険な状況になったとしても身の安全を確保できることを学びました。
非常事態で環境が変わっても生活リズムは乱しません。生徒達は疲れた様子もなく目覚めの良い朝を迎えることができました。
6時45分に起床し、7時からきっちりと室内にてラジオ体操を実施しました。
その後、校庭にて朝礼を実施し緊急時においての動きの確認とボランティア活動の内容確認をしました。
点呼では生徒達の元気な返事が聞くことができ安心しました。
今日は緊急事態である為、備蓄してある非常食での朝食となりましたが簡易的な食事でも生徒達は喜んで食べていました。
また、避難生活においてできるだけゴミは出さないようにすることを心がけていたので避難の際に用意した箸をレオとちーちゃんが流し場でキレイに洗ってくれていました。
避難勧告解除の報せを待っている間も自分たちにできることはないか?という声が生徒達から上がりボランティア活動の一環としてゴミ拾いや整理整頓をさせていただきました。
チビとウサとハヴィは避難してきた方々が使ったマットを回収し一箇所にまとめる作業をしました。階段の登り下りを何度も繰り返し疲れが出てきてもおかしくないのに、笑顔で作業を進めてくれました。
またダフィオとシンバとレモは帰宅する地域住民の方々の手伝いをしてくれました。
重い荷物を持ち、お年寄りには優しい声かけと肩を貸し日頃からの思いやりの心を存分に発揮してくれていました。
『ありがとう!』という感謝のお気持ちをいただき充実した表情を何度も浮かべていました。
避難の際に身につけた普段農作業などのプログラムで活躍する長靴もキレイに洗って手入れをしました。
安全に移動できたのも日頃から物を大切に扱う習慣があるからこそですね。
生徒達の代わりに暖かい陽差しを浴びて日向ぼっこをしていました。
その後、がんばって活動していた生徒達の元へ非常事態解除の吉報が舞い込みました。
念には念を入れて私がスクールまでの距離に障害物や危険な場所はないかの確認をしました。
無理をしてでも歩いて帰れる距離でも、子供達の安全を確保し多少でも危険に晒すわけにはいきません。
安全の確認ができた上でスタッフ総動員でスクールに先回りし生徒全員を車で送り届けました、
ともあれ全員が怪我もなくスクールに戻れたことに感謝の意しかありません。
校舎も目立った被害もなく、帰校してからは校舎周辺の美化活動や台風に備え片付けていた屋外の設置してある物を戻したりの作業をし、いつも通りのスクールライフを送れる環境を整えました。
今回の一連の経験で生徒達は更に成長することができました。
これからの人生で必ず役に立つ時がくることでしょう。
慌てず安全第一で行動し、万全の準備をすることで頼もしい存在になりますね。
明日からは平穏の日が訪れますが
ぐっすり休んで
いつもと変わらぬ笑顔で元気にがんばろう!