ボランティア活動
復興支援
2019年10月14日
こんばんは。
セカンドスクールのサポーターの
ニシザワです。
今日は朝から雨が降ったり止んだりを繰り返し、気温も一気に下がり肌寒い1日になりました。
昨日の台風の影響で溜まってしまっていた水もなくなりつつありますが、まだ安心はできないので地域の災害情報はこまめにチェックしています。
月曜の午前中は学習プログラムでした。
学校と同じような環境下で取り組めるよう50分のインターバルで10分の休憩をとり、メリハリをつけてのプログラム構成になっています。
1時間目の休憩時間にいつも農作業などでお世話になっている施設が甚大な被害を受けたという情報が入りました。
休憩していた生徒達から自分達にも何かできることはないか?という声が上がり、すぐに施設の方と連携を取らせていただき受入準備を快諾頂きました。
急遽、今回は少人数の生徒を編成して施設に向かいました。
現地に到着し、目前の光景に真っ先に脳裏に浮かんだのは昨年の東日本豪雨で被災した広島の復興支援ボランティアでした。
被災した施設の1階部分と畑は冠水し、水浸しになってしまった家具や土砂が一面を覆い尽くしていました。
『あの時と同じだ…』
『経験を活かすことができる!』
と思いました。
あの時感じた熱い思いが湧き上がってきました。
今回の被災で必ず困っている人がいる、自分達にもお手伝いできることはたくさんある、『ボランティア活動をさせていただける』
生徒も口々に話していました。
現地についてからの生徒達の表情は真剣そのものです。
施設の方から説明を受けた後、安全第一を徹底し早速作業に取り掛かりました。
床の泥を外にかき出し、雑巾で綺麗に拭きました。
土砂の搬出作業は経験済みです。
泥水を拭き取る雑巾掛けもダフィオとマーシーは普段の掃除と同様に隅々まで徹底して綺麗に吹き上げました。
レモは裏庭に散乱してしまっていた植木鉢も丁寧に棚に戻しました。
泥に浸かってしまった植物も綺麗な水で丁寧に洗い流しました。
1つ1つ大変な作業ではありますが、今自分達ができることは何でもするという意気込みを持って作業しました。
午前中の作業が終わり、施設の方が生徒達の為に炊き出しによる昼食を用意していただけました。
『ありがとう』
施設の方のこの言葉が生徒達にとって最高の報酬です。
美味しい食事を頂いた後は少しの休憩を挟み午前中の疲れを吹き飛ばしました。
さぁ、午後もがんばろう!
午後からは雨も止んでいたので屋外の作業を進めました。
そして午後の多方面へのプログラムの参加生徒も再編成して、頼もしい援軍が到着しました。
チャンプも早速作業に参加し、被災したキノコのビニールハウスの片付けをしてくれました。
泥が溜まってしまって足場が不安定な中、力強く台車を動かしていました。
イチゴのビニールハウスも冠水してしまい、中はバラバラになってしまっていました。
復旧の為には全て運び出さなくてはなりません。
ただ闇雲に運び出すのではなく、去年と同じように被災した方に確認を取りながら後々の作業に差し支えない様に配慮して進めました。
大変な力作業もリムルとマックとコチは率先して運び出してくれました。
あの時も協力し合い安全を確かめながら作業しました。
生徒達は分散した作業ではなくチームとなって1ブロックずつ完結した作業が時間短縮になることを理解しています。
小休憩の時にも、施設の方から差し入れをいただきました。
本当にありがとうございます!
チビも疲れが吹き飛んでしまったようです。
『五体満足で今日も生きている』
当たり前のことがこれほど幸せに感じられれることはありません。
チャコとちーちゃんも大好物の甘いものに自然と笑顔になっていました。
笑顔はみんなのやる気とパワーに繋がります。
残りの作業もがんばろうと気も引き締まったようです。
その後も順調に作業は進み今日の分の作業は無事に終了することができました。
コチもみんなと協力して進めた作業に達成感溢れる表情をしていました。
復興は時間との勝負なのでできるだけ進めたいところです。
明日も朝早くから受け入れていただけるとのことなので、本日参加できなかった生徒達もローテーションで参加し、ボランティア活動をさせていただく予定です。
スクールに戻ってからも疲れた様子もなく、明日も是非参加したいという頼もしい声が上がっていました。
活動が生徒達の成長に繋がっています。
明日も今日以上に成長した姿を見ることができますね。
今回、広島での被災地ボランティアの経験が大いに役立っています。
ボランティア活動をさせていただいた広島の方々に感謝しても仕切れない程です。
本当にありがとうございました!
復興支援に初参加の生徒にもあの時学んだ沢山の大切なことはしっかり引き継がれています。
がんばった疲れをとって、ぐっすり休んで
明日も元気にがんばろう!